今回のムービーは、TXAの思いを自由に解釈してつくっていただきました。ムービーや楽曲のアイディアはどんなふうに生まれましたか?
冬ーー!!という感じを前面に押し出したムービー・楽曲に仕上げようと、制作に取り掛かりました。TXAが「自分らしさ」がテーマだったことも後押しとなって、これまでの私の楽曲の中でもぐんと平成感が濃く匂い立つ楽曲に仕上がることとなりました。改めまして、この度はお声がけいただきありがとうございました。
TXAのジャガードセーターを手にとってみて、感じたことを教えてください。
かなり上質なニットだと直感しました。シルエットはゆったりしていて、肌触りもやわらかだったので、着ても触っても気持ちよかったです。
バックのデザインが陰と陽の決定的な瞬間を切り取っているようで、ただのセーターというよりは、神々しいセーターというか、(ベタな言い方ですが)一つの作品に仕上がっていると感じました。

バックのデザインが陰と陽の決定的な瞬間を切り取っているようで、ただのセーターというよりは、神々しいセーターというか、(ベタな言い方ですが)一つの作品に仕上がっていると感じました。

TXAの服をどういうシーンで着てみたいですか?
目見れば「生命」や「性」を感じる強い指向性を持った作品だと伝わってきますから、オシャレな友人と久しぶりに会う時なんかは、こういうのを着ていきたいですね。「それどこのやつ?」って訊かれて、ドヤ顔してやりたいです。
向田民子さんは「未だ平成を生きる音楽家」と掲げ、平成レトロな世界観を愛していらっしゃいます。好きになったきっかけや、なぜその魅力に惹かれるのかについて、教えてください。
きっかけと言えるかは分かりませんが、幼い頃に家族でドライブに出かけた時に、今で言うシティポップ(当時はただ邦楽としての扱いだったでしょうが)を両親がかけていたのが、私にとっての音楽の原風景になっています。

育ちが平成初期ではないこともあり、当時の雰囲気はあくまでも記録でしか触れたことがないのですが、それ故に、ただ当時の音楽を再現するだけでなく、令和のエッセンスも交えることができているのかなと、自分では解釈しています。
不景気な日本しか知らない世代、などと呼ばれることもありますが、それだけにバブル期に対して独特の美化が働いているのかもしれません(笑)。

自分らしくいるために心がけていることはありますか?
「好き」という気持ちには忠実でありたいと常々思っております。

